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プロジェクトメイトの名前とインターネットビジネス
2012年1月
プロジェクトメイトのドメインを取得してから早7年が経過いたしました。7年前には、仕事を辞め、次の仕事を模索している最中でした。
私は、30年あまり外資系の会社で秘書をしておりました。ただし、ひとつの会社ではなく、何度か転職しています。 ストレスから体調をくずしたことでその時勤めていた製薬会社を辞めることを決意いたしました。それでもその時は、少し休養してまた新しい仕事をみつけようと気楽に考えていたのです。
ところが....
その頃の外資系企業は、日本より一足おさきにリストラの嵐が吹き荒れ、合併や統合が各所で行われた時期でもありました。そんな状況下で次の仕事をみつけることは、年齢の壁もあり、非常に難しいということがわかり、茫然としたことを覚えています。
仕事といえば会社員として働くことしか知らなかった私は、どんなに登録しても面接にも行けない状況に直面してしまいました。
そんな時、仕事を探しながらインターネットを調べていて、インターネットビジネスをいう分野を知ったのです。秘書の仕事をしている時から、パソコンには慣れていましたから、この世界に入ることへの抵抗は全くありませんでした。
とは言っても、「インターネット・ビジネス」は、私にとって新分野です。どういう世界なのかさっぱりわからず、インターネットやメルマガでいろいろ情報を収集し、セミナーなどに参加していろいろ勉強し始めました。
その頃にこのプロジェクトメイトというドメイン名を取得したのです。
その後、HTMLの勉強、フォトショップの使い方などを学校で学び、インターネットビジネスを本格的に勉強することにいたしました。
その時勉強したインターネットの世界は、かなりの可能性を信じさせてくれるものでした。 そこで学んだことを実現するため、情報商材を発売、そして自分のアフィリエイトセンターを持つまでになりました。
その後、そこで知り合った2名の方と、情報商材としてのニュースレターの発売もいたしました。
そのビジネスの結果は....
もちろん全く売れなかったわけではありませんが、ビジネスとして成り立つほどではありませんでした。まして、継続して商品を販売することになれば、さらに高いハードルを越さなくてはなりません。
当初から、なんとなく疑問に思っていたこと、どうしても心にひっかかっていたことがあります。
それは......
その当時のインターネットビジネスの主流は、メルマガなどプッシュ型の売り込み方法です。すなわち、大量のメールアドレスを取得し、そのメールアドレスに対して売り込みをするというものです。ですから、当面の課題はいかにそのメールアドレスを大量に入手するかということなのです。
ただ、この大量にメールアドレスを入手することには、いささか自分の中に葛藤がありました。というのは、その頃から登録もしていないメール(ほとんどが売り込み)が数多く届くようになってきていたのです。いわゆる迷惑メールです。
登録していない人に送ることこそしませんでしたが、無料で商材をダウンロードしてもらいその時にメールアドレスを取得し、そこにメールを送りさらに商品を買ってもらうという方法でも、いささかためらいがあったのです。すなわち、フロントエンド、バックエンドというやり方です。
この方法を考え出した人はすごいと思います。けれど、これだけ多くの人が同じことをし始めれば、やはりそれが機能しなくなるのは目に見えています。
案の定、こうしたやり方での販売は、以前ほど威力がなくなりました。
さらに、インターネットビジネスの主流である「情報商材」独特の特徴が、ブレーキとなって働きました。
これは、私も後にいやというほど思い知りましたが、人の理解力、さらには理解の方法というのが本当に千差万別だということです。
情報商材から結果を生み出すには、購入者がその情報の内容をいかに実践するかにかかっています。その場合、インターネットで偶然みつけだした情報が、その購入者にとって「今」必要なものなのか、また「まさに」その情報を必要としているのかさえも売り手にとっては定かではないのです。(もちろん、買い手にとってもです。)
そうした問題を解決すべく「返金保証付き」という情報商材が誕生しました。でも、それさえも、その情報内容を実践して、結果を出すまでの時間、返金を保証しているわけではありません。 長くて1カ月程度です。
1カ月では、結果が出るところまではほとんど行きません。結局、自分の成り方が悪かったのかと思ってしまって、また別の商材を買うことを繰り返してしまうのです。
そうそう、プロジェクトメイトの名前について、なぜこの名前をつけたかを少しお話しなければいけませんね。
会社を辞めた私は、組織の中に再び入ることは、年齢の壁もあり、非常に難しいということを思い知りました。ただし、「働きたい!」という気持ちには変わりません。
そして、世の中が以前とは、何かが「変化」していることも肌で感じとっていました。
そこでみつけたインターネットのビジネス、それは私に「これからの世界は、組織、年齢、性別にかかわりなく、プロジェクトごとに適切な人が集まり、仕事をして、そのプロジェクトが完結したら解散」というようなビジネス形態ができるのではないかと感じとったのです。
すなわち、「年齢にかかわりなく、自由な気持ちで仕事をする時代が来る」と確信したわけです。
正直なところ、情報商材に関しては、インターネットの力を実感することはできずに、心に引っ掛かっていたことが的中してしまったわけですが、インターネットそのものを否定しているわけではありません。
それどころかむしろ、これからの時代ますますインターネットの活用方法いかんによって、ビジネスの成功は決まるとさせ思っていますし、その可能性はますます大きくなると思っています。
もちろん、そう簡単なことではないこともわかっております。
では、これからどのようにインターネットをビジネスに繋げていけばよいのでしょうか?
プロジェクトメイトとしての次のプロジェクトは?
情報商材としての可能性には限度があることがわかり、次のプロジェクトをさがしている時、インターネットを一緒に勉強している方からの紹介もあり、「基金訓練校」でのパソコン講師という仕事が浮上いたしました。
この「基金訓練校」というのは、ご存じの方も多いとは思いますが、厚生労働省の認可のもと、雇用保険適用者以外の方のための職業訓練校です。
私は、そこで「ワード」と「エクセル」を教えることになりました。当初、本当に「ワード」や「エクセル」を習いたいと思う人などいるのだろうか?との思いもありましたが、あけてみれば....
意外と「ワード」「エクセル」を勉強したいという方たちは多いことがわかりました。 特に「エクセル」は興味がある人が多いのです。
ただし、参加者の方たちのパソコン経験は様々です。
・ほとんど初めてと言っていいくらい、パソコン自体にもさわったことがない方
・以前、学校その他でパソコンをやったことがあるけれど、挫折した人
・自己流でやってはいるけど、壁を感じている人
・ある程度まで知っていて、仕事として使ってはいるけれど、いろいろな機能をさらに勉強したい人
だいたいこの4段階に分かれました。 一口に4段階と言っても、これらの人たちを一緒に教えるのですから、それはかなり大変な授業となりました。
全く初めての人には、パソコンを嫌いにならないように、そして既にかなりできる人には、飽きさせないように! 毎日の授業が試行錯誤の連続です。
「どうやったら、興味を持ってもらえる授業になるか?」こんなことを考えながら、毎日奮闘していました。
もちろん、ある程度は、お互い我慢してもらって、初級レベルに付き合ってもらったり、その反対もあります。そうでもしなければ、とてもではありませんが、一人で回しきれる内容ではありませんでした。
でも、この経験は、非常に私のキャリアにとっても良い経験となりました。
しかし、ここで前述のインターネットでの情報販売が非常に難しいことであることを再認識したのです。
この基金訓練校のパソコン授業、すなわち「ワード」と「エクセル」に関しては、市販の教材も使いましたが、私自身である程度授業の流れを組み立て、これなら理解してもらえるだろうという準備をしていたのですが.....
ところが、私が考えていた以上に理解してもらえないという現実が待っていました。
もちろん、理解できる人達はいます。そして、今まで正確なことを知らずに、適当にやっていたことを、きちんと勉強できて嬉しかったと喜んでくださる方もたくさんいらっしゃいます。
その反面、ワード、エクセルの基礎的なところから理解できない人もいらっしゃるのです。 その方たちには・・・・・・
・パソコン、コンピュータという概念が全く理解できない。(かなり、お年をめした方に多いです)
・頭ではわかったつもりでも、身体がついてこない(特にタイピングのスピードがクラスのスピードについていけない)
・パソコン以前に、基本的な数学や国語の基礎が乏しい。特に、若い方に多く、教育の問題でしょうか?
・仕事をしたことがないので、どういう場合に使ったらよいのか、応用が利かない。etc. etc.
お教室で対面でお教えしていて、その場その場、あるいは、その人、その人にあった方法を考えながら、お伝えしても、解ってもらえず、「う〜ん」と唸ってしまったことも度々でした。
こういう状況を考えると、相手の顔もみえず、その人のバックグランドもわからないままでの、情報商材の販売は、かなり難しいと言わざるをえません。 いや、販売している時は、解ってもらえる内容だと自負していたのですが、それが難しいことだと判ったのです。
理解してもらえない理由は、それぞれあるはずなのです。 何か、ピンとくるものがない、あるいは、腑に落ちていないということでしょうか。
この「基金訓練校」も、昨年の10月に法律が変わったこともあり、また運営方法にも問題があり、1年足らずに幕を閉じなくてはならなくなりました。
この世の中、インターネットの世界だけでなく、すべての業界で結果を出すスピードが速くなってなっているのは事実ですね。
そんなわけで、このプロジェクトも終了し、一緒に仕事をしていた人たちもすべてこの2月には解散します。
この訓練校は、国の援助で運営されていますから、受講料は無料です。 では、もし同じ内容で受講生から料金を取るパソコン教室として成り立つでしょうか?
昨今のパソコン教室の経営状況を考えると難しいですね。 その影には、インターネットの普及により、「ワード」「エクセル」ともに無料で勉強することも可能になっていて、インターネットの普及は、多くの情報を「Free」すなわち無料で得られるものに変えてしまったのです。
では、この訓練校に参加した受講生が、インターネットで勉強することはしなかったのでしょうか?
ここが、また微妙な問題があります。
インターネットで勉強するには、少なくとも基本的なことを理解しているという条件があります。1から勉強するのは、できないことはないでしょうが、難しいと思います。
対面で教えてもらった方が理解しやすいということも事実です。 でも、インターネットで勉強すれば無料なのに、わざわざ高いお金をだしてまで勉強しようとする人何人いるかの問題となってきます。
もちろん、お金をだしても勉強したいと言う人も確かにいらっしゃるでしょう。でも、そういう生徒さんを集めるとなると、それなりのマーケティング費用がかかってしまいます。
無料だから参加できるが、これが有料で高い料金なら払うか(払えるか)どうかです。
微妙ですよね。 もし有料なら、もっと優先順位の高いものがあるかもしれません。でも、「ワード」と「エクセル」の知識も、実践レベルにすることは非常に意義のあるもので、この段階を超えるとさらに世界が広がってくるはずです。
そうは思いながら、やはり有料で同じようなスクールを開講するということは、ちょっと無謀に思えます。
そんなわけで、私はまた、新しいプロジェクトを探すことになりました。
いま、次のプロジェクトとして考えていることの一つは、その地方に根づいたプロジェクトです。「地元」プロジェクトですね。
まだ、具体的にはなっていないので、具体的になり次第またお知らせしたいと思っております。
プロジェクトメイト
串原 美どり


